前処置が完了したらいよいよ大腸カメラを挿入します。使用するカメラは柔らかいものを採用しております。解像度に関しましても拡大観察が可能な高性能カメラです。(FUJIFILM LASERIO)
当院では苦痛の少ない内視鏡検査を目標としていますので鎮静剤を使用して検査を受けていただけます。その場合は車の運転ができませんが、当院は恵庭駅前という立地ですので、JR、バス、タクシーを利用しやすい環境であるのは大きな利点があります。
カメラで観察する際にはガスを送気することにより腸を膨らませて観察します。当院では単なる空気を用いずに、二酸化炭素ガスを送気しています。二酸化炭素は体への吸収が早いため検査中と検査後の腹部膨満感の改善に役立ちます。
大腸カメラで苦痛を少なくするためにはカメラの性能・鎮静剤・ガスの他に、挿入法も大事になります。鎮静剤を使わなくても苦痛をできるだけ出さないことを最重要課題として常に取り組んでまいりましたので、以前の大腸カメラで痛みがあって辛かったという方にも安心して受けていただきたいと思っています。